培養基表面に網のように張ったMOG-A1菌の菌糸に「放線菌」が付着している。
土壌内、枯れ落ち葉の堆積した中でも、MOG-A1菌と放線菌の関係は・・・共存???
放線菌がMOG-A1菌を食べる???
木材腐朽菌の菌糸はエサがあれば・・・どこまでも生長できるが・・・
MOG-A1菌と根粒菌、放線菌が同じエリアで同時に生息及び繁殖していることが分かった。
圃場の土壌内でも同じように共存して生息し、生活している。
木材腐朽菌を主役にした菌社会、菌ネットワークの一員として根粒菌、放線菌が存在している。
菌社会の構成メンバーである。
こんことは生分解プラがこの菌社会を担持させることで、理想的な土壌資材になることを示唆するものである。
今後、MOG-A1菌、根粒菌、放線菌の三者混合溶液を作成の可能性を示唆している。
MOG-A1菌菌糸に放線菌が付着し
菌糸に生息している。
この場合「共生」ではなく、MOG-A1菌の菌糸の
キチンを放線菌がエサとして食べるために
担持生息していると考えられる。
MOG-A1菌ノコロニー
MOG-A1菌懸濁液と放線菌懸濁液 混合懸濁液培養のコロニー。
左写真のコロニーと異なるコロニ、菌糸である。
MOG-A1菌懸濁液 単独培養のコロニー、菌糸
2018年10月2日の状態。
丸いコロニーはMOG-A1菌。
糸状のものはMOG-A1菌の菌糸。
この菌糸に放線菌(細菌)が担持繁殖している。
MOG-A1菌とこの放線菌は同じ条件の下で
同時に生きて繁殖できることが分かった。
MOG-A1菌の菌糸のキチンは放線菌の「エサ」である。
MOG-A1菌の菌糸に放線菌が付着して
繁殖している
大豆根粒から採取した放線菌
MOG-A1菌は、これまでの試験では、ほとんどの微生物に対して絶対王者菌として振る舞い、
他の菌を「休眠」「不活性化」させる能力を具備していることが解っている。
菌繁殖の適温条件下でも、この能力が発揮されるのか。
放線菌、MOG-A1菌の同時培養でも優占菌となるのか。
試験を行った。
供試材用
〇 大豆根粒表面から採取した放線菌 一種の懸濁液
〇 MOG-A1菌の懸濁液
試験方法
〇 培地 ハイポネックス培地 オートクレイブ
〇 放線菌懸濁液10ccとMOG-A1菌懸濁液10ccを混合して混合懸濁液を作成
〇 上記のハイポネックス培地に(300ccフラスコ)に5cc注入。
〇 最低温度 15℃ 最高温度 25℃室内静置培養
〇 培養開始 2018年9月30日
〇 写真撮影 2018年 10月2日
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MOG-A1菌、放線菌混合液による初期優占菌試験
(生分解プラ農業資源化用微生物資材試験)
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